外壁塗装の営業トークから見抜く!塗装業者の営業セールスのここは気をつけて!

外壁塗装の営業トークから危ないかどうかを見抜くポイントを紹介していきます。営業員の身なりや喋り方など印象が良くても、それは言ってしまえば営業力の話であって、工事や業者じたいが優良であるとは限りません。

とは言っても、基本的に契約行為をするときの判断というのは、実際のところは営業員の印象で決めてしまうのも知っています。そこで信頼できるかを判断する知識を紹介していきます。

信頼できる外壁塗装の営業員を見抜く3つのポイント

 

「家の壁がかなり劣化しています。早めに塗り替えないと危ないですよ」と、突然やってきた外壁塗装の営業員に言われた経験はありませんか?

外壁塗装に関する訪問営業のトラブルは数多く存在します。しかし、訪問営業で訪れる担当者が必ずしも皆、悪質というわけではありません。その業者の商売の方法が広告を使わずに訪問するのがセールス方法のスタイルという場合もあります。

ただ確率的な話で言えば、やっぱりいきなりの訪問セールスのケースは怪しい業者である確率は高くなっているのでそこは肝に銘じて気をつけておくべきです。

 

そこでポイントをおさえておけば、適切な値段で質の良い工事を提供してくれる営業員を見抜くことが出来ますので参考にしてくださいね。リアルな情報として、信用できる営業員の見抜くポイント、悪い営業員の特徴を紹介していきます。

資格を持っている営業員かどうか

渡された名刺などに「外装劣化診断士」や「雨漏り診断士」という資格が載っていたら、塗装に関しての知識があり信用できる営業員と判断できる手がかりになります。

名刺に記載されていても本当にこの資格を持っているのか不安な場合や、他のわからない資格が載っていた場合などには、営業員に直接この資格はどんなものなのかを聞いてみるのも良いですよ。

曖昧な答えしか返ってこない営業員は本当にその資格を持っているのか怪しいですし、お客さんに良い印象を与える目的で虚偽というか適当にそれらしい名称の肩書や資格っぽいのを記載している営業員もいます。

率直に質問したときに、信用できる営業員であれば、わかりやすく説明してくれるはずです。

 

外装劣化診断士とは

外装劣化診断士は、一般社団法人住宅保全推進協会認定資格です。 住宅診断の基礎的な知識を身につけ、住宅の屋根、外壁などの外装部分の劣化状況の基本的な調査、診断と補修、改修工事等の対策について提案を行う事が出来る資格です。 新築が減少し、住宅メンテナンスやリフォームの需要が大きく増加したものの住宅の維持管理に置いて、消費者の立場から的確な建物診断を行う人材の育成が未だ不十分であるという日本の住宅事情が背景にあります。

 

雨漏り診断士とは

雨漏り診断士は、特定非営利活動法人雨漏り診断士協会が認めた、雨漏り診断のプロが持つ資格です。

雨漏りの原因は、建築時の施工不良から経年劣化、または突風などの自然災害によるものと多岐にわたり特定が困難です。

雨漏り診断士の資格を持つ営業員は、建築の基礎知識から内部に雨水が入らないようにする仕組み、雨漏り診断の実例、実務といった豊富な知識を持って雨漏りの原因を探ることが出来ます。

 

劣化箇所を具体的にわかりやすく説明してくれるか?

信用できる営業員であれば豊富な知識を利用して、「外壁の○○にヒビ割れが△△ヵ所あり、そこから雨水が侵入する可能性があるので、ヒビに追随する伸縮性のある塗料を塗ると良いでしょう。」

など、しっかり答えてくれるはずです。

特に塗料について適正な判断ができるかは重要なポイントでもあります。その土地の地盤や建物の外壁素材、そして建物の日当たり具合などからも塗料の種類は変わったりするからです。(単純に高いから長持ちするとかそういうことではないのです)

 

家の塗り替えには百万円程の大きな費用がかかりますし、日々の生活をしていく大切な家に関わる事ですので、気になることやわからないことは納得するまで質問をして良いと思います。

そこで、面倒くさそうな表情や露骨に嫌な顔をするような営業員なら論外ですし、いつまでたっても質問に対しての返答が無い営業員は要注意です。

契約前からこちらの疑問に対し返答が無いとか誤魔化して逃げ切るようだと、契約後にも更に質問に対してのスピードが落ちる可能性が高いどころか露骨に避けることもあり得ます。

 

家の劣化状況に適した提案をしてくれるか?

お客様の為といっても、極端な値下げをするような営業員には気を付けてください。

足場代や人件費などどうしても削れない、削ってはいけない費用もあり、最終的にはお客様の利益にならない工事を提供される場合があります。

例えば、築10年以内の建物や突風などによる雨漏りなど、場合によって加入している火災保険等でほぼ0円で工事が出来るケースもあります。

そういった提案が出来る営業員は知識もありますし、お客様の利益を最優先に考えていると言えますよね。無料でできる可能性があるなら正直に提案してくれたり逆に、絶対に修繕したほうが良いと判断するなら多少費用が高く発生する工事内容でもリスクの説明をしっかりとして自信をもって工事を勧めてくれるなどそういう態度が望ましいですよね。

 

 

外壁塗装の営業を受ける上での注意点って?

◎実際にあった訪問営業による外壁塗装の失敗例

<例1>

次から次に工事を勧められたが、必要性のない工事だった 。「屋根の漆喰が壊れているので雨漏りの危険性があります」と訪問してきた営業員に言われ、不安に感じたので工事の契約をした。 そして、工事の初日、確認の為に屋根裏も見せてほしいと頼まれ見せたところ、瓦の重さで屋根が歪んでいると言われ別の工事を勧められた。 さらに、床下にカビが大量に発生している、浴室が浸水しかけてる。など次から次に工事の契約を勧められたが、実際の家の状態はいたって健全な状態だった。

 

<例2>

安く工事してもらったが、質の低い塗料を使われていた 近所で外壁塗装を行っているので、今一緒に施工すれば安くできる。 さらに、足場をかけないので半額で施工できると訪問セールスに来た営業員に言われ工事を依頼した。 数年後、外壁の状態がひどく悪くなり、当時の担当営業に電話するも、電話はすでに使われておらず、行先も不明。 しかたなく、他社に依頼して外壁を調査してもらうと当初の約束より質の低い塗料が使われていたことが判明した。

 

<例3>

訪問営業と契約し、代金を支払ったが業者に逃げられた 突然、業者が来訪し、「屋根がずれている」、「雨が降ると大変だからすぐに直す必要がある」と言われ屋根の補修を勧められ契約した。 工事の代金を支払ったが、契約書はなく、領収書しかない。 領収書に記載の連絡先に電話をしたが、つながらない。

 

 

その場で契約させようとする業者には要注意

「早く塗り替えた方がいいですよ」

「すぐに直す必要がありますよ」

「今日契約していただければ安く工事を行いますよ」

など・・・

基本的には急かすような営業員と、いくら感情が不安になっても、その場で契約するのは避けましょう。もしかしたら契約を取り交わしのをいいことに平気で追加工事をさせようとしたり、最初に言っていたことと違う工事内容や価格になってしまう可能性もあります。

もし契約してしまった場合は、契約書を受け取った日から8日以内はクーリングオフにより無条件で契約を解除出来ますので、第三者や消費者センターなどに相談をしましょう。

 

トラブルに発展しないように、また、不本意な契約をしてしまった場合など、その後も何かしらの手を尽くせるように必ず「契約書や工事内容」「価格について記載された書面や見積書」などはしっかりもらっておきましょう。

さらに、クーリングオフについては、業者側営業員の口頭の確認だけではなく、契約書等の書面に記載されているかも確認しておくと安心です。

 

よくある大幅値引きをアピールするケース

大幅な値引きは、期間限定やキャンペーンを装って、その場で契約させようと営業員が使う手段のひとつです。

安くなるとうれしいですが、大幅な値下げをされた時は、一度なぜそんなに値下げできるのかを聞いたり、見積もりを出してもらうのが大切です。

外壁塗装の工事費用は、家の劣化状況や塗装面積、材料費によって変わりますし、人件費などの必要経費も加わり相場はあっても明確な定価は存在しません。ですので、複数の業者から見積もりをとり、比較してみることで適正な価格を導き出せるのです。

 

こちら側の基本的な態度・姿勢としては、「おかしいな?」と思ったら、きっぱりと断る!!

これまでの記事を参考に、信用できないなと感じた営業員には「必要ないです」「やりません」ときっぱりと断ることが重要です。

営業員のセールストークや工事内容に不審を感じたり、思わず契約してしまいトラブルに発展して不安になった場合は、最寄りの消費者生活センターや住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談してください。

的確な指示も受けられますし、何より安心感も出るし冷静に対処していけるきっかけになりますよ。

 

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