肉体労働系の外現場仕事職人として働いてきた経験からわかるメリット・デメリット

肉体労働系で外の現場仕事職人として働いてきた経験からしてメリットとデメリットがわかります。肉体労働の時点でキツイ仕事なのは事実ですが、それでも良い面もありますし人によって悪くないと思えることもあるはずです。

個人的に思う感想も含めて正直に紹介していくので何かの判断材料として参考にしてみてください。

 

給料が月に手取り30万円狙える

<メリット>

これは若い頃とかだと特に魅力に感じましたね。勤める会社や職種や地域の相場とかあるのかもしれませんが1日あたりの日当が12000円くらいはもらえるので月に25日働くと単純に12000円✕25日で30万円になっちゃいます。

基本的に職人の業界って休みや日曜日だけなので、一ヶ月あたり25日働ける月もそこそこありますので達成できちゃうんですよね。手取りで30万円入ると独身ならそこそこゆとりをもって生活できるレベルなので趣味や好きなことにお金使えるのはメリットに感じました。

 

<デメリット>

30万円の手取りといっても、小さな建築土木系の会社だと一般的なサラリーマンと違い社会保険や厚生年金に加入してないし自分で国民保険や国民年金とか支払うことになり、さらに給料から天引されないので下手すると使っちゃって後々大変になるリスクもありますね。

また将来的に見ると給料の昇給はほとんど期待できないし、年金という部分では社会保険のように労使折半じゃないから当然その分少なくなるのでデメリットになるかなと感じます。

 

飲み物とか食べ物が比較的好きなタイミングで取れる

<メリット>

現場で作業時間を拘束されてるようで、ちょいちょい移動とか作業現場を離れることって実は簡単にきるので決められた休憩時間に限らずジュース買いにいったりできるんだよね。他にもはじめの現場から次の現場に移動するケースもよくあるから移動中にコンビニ寄って飲み物や食べ物買うこともできるから好きなタイミングで体調管理や気分転換ができるというのはメリットに感じます。

 

<デメリット>

夏場とかだと、肉体労働で外で仕事するから水分補給が必要で現場にある自販機や近くのコンビニでしか飲み物を買うことができないからほぼ定価になるでしょ。それで160円とか130円くらいのペットボトルのお茶とかスポーツドリンクとかを1日で6本とか7本くらい買っちゃうときが多いからすぐに1000円くらい使っちゃうことになる。

事前に安い店で買っておいて用意することもできないわけじゃないけど飲む本数が多いから持ち運びが不便になって結局は都度買って飲んだほうが良くなってしまいこういう現状になるんだよね。

これは飲み物だけでこんなにお金がかかってしまうのでデメリットに感じる。

 

ジムに通わず無料で筋肉がつく

<メリット>

仕事柄、筋肉がつきやすいし、お金をかけずに鍛えられるから男としてはメリットに感じるところ。荷物を運ぶにも工具を使うときも鍛えたい部位を意識しながら動作することで効果的に鍛えられる気がします。

実際に腕とか太くなるし、下半身の方は重い荷物(材料)を運びながらけっこうな距離を歩いたり階段とか使うから自然と鍛えられてるんだよね。

 

<デメリット>

鍛えられるのは実際のところ、使ってる部分だからその部分ばかり筋肉が発達してバランスは正直よくなかったりはします。中高年の職人とかでも腕とか肩はメチャクチャガッチリしてかっこいいけどお腹はだらしなく出ちゃってる人も多いかな。

それと、効果的にコントロールしながらのトレーニングとは違って、仕事としてずっと使い続ける動作も当然あるから、筋肉を鍛えてるとは程遠く単なる筋疲労とか炎症になってるということもあるだろうし作業によっては単に疲労がたまるというのはデメリットですね。

 

立場だけは出世しやすい

<メリット>

業界的に従業員が少ない規模の会社が多いので、しっかり頑張って仕事を覚え、礼儀正しく努力を継続していき親方や先輩に気に入ってもらえれば社内的に立場がすぐに上がるので出世した感じになれるのはメリット。

 

<デメリット>

後輩や新人さんが入ってこないと永遠に下っ端の若手扱いの立ち位置は変わらない。

 

仕事に必要な資格を取らせてくれる

<メリット>

会社の経費で仕事に必要な資格費用や教材費や場合によっては講習代などの費用から資格取得後の更新費用を支払ってもらえるのはメリットになります。けっこう馬鹿にできない金額なのでありがたい話です。

 

<デメリット>

取得した資格が会社や仕事にどうしても必要なもので、その資格保有者が自分だけだと辞めたくなっても引き止められる。

 

出勤時や業務中の髪型等が自由

<メリット>

サラリーマンや営業職などは清潔感のある身なり、髪型が要求されますが、職人は基本的に自由です。髪を染めても良いしピアスもOK、髭をはやしても問題ないです。仮に朝、ヘアースタイルを整えたところでヘルメット被って潰れちゃうので気を使わなくて良くなります。朝起きて家を出るまでの時間が少なく済むのはメリットに感じます。

 

<デメリット>

整髪やひげ剃りなどしないことに慣れてしまうと、平日退社後のお出かけや休日でもしなくなりますのでお洒落じゃないを通り越して、だらしない格好が日常化してしまいがちなのはデメリットだと思おいます。

 

まとめ

肉体労働系の外現場仕事職人のメリットやデメリットについて経験から感じることを正直に紹介してきました。ただメリットやデメリットといっても本人の感じ方によって私とは真逆に捉えることもあると思います。

これから肉体労働系の職人業界で働こうと考えている人には参考にしてもらいながら、働く働かないの判断に使うというよりは、嫌なものがあったら、そうならないように気をつけるようにするという感覚としても役立てていただければと思います。

 

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