失敗しないための外壁塗装の色選び イメージどおりに行うための3つのポイント

外壁塗装を行う際の色選び。「どんな色にしようかな」とイメージを膨らませることにワクワクする人も多いはず。でも、実は注意しなければいけないポイントがいくつもあることがります。

楽しいはずの色選びが、ポイントを押さえていないと「イメージしていた色と違った……」なんてことになりかねません。失敗しないための外壁塗装の色選びにおける注意点とコツを紹介します。

 

外壁塗装の色選びにおける注意点

好きな色を選ぶのが一番!と思ってはいませんか?

確かに好みは大切ですしできるなら好きな色で塗装したいのは当然考えることですが、色々と検討しなくてはいけないこともあるので、まずは色選びにおける注意点を3つ押さえておきましょう。

面積効果について

面積効果とは簡単にいうと「目の錯覚」です。面積の大きい外壁は明るい色を選ぶと、面積の広さが明るさを強調してしまうのです。色見本から選ぶ場合は面積効果を考慮して、イメージする色より彩度と明度を下げたものを選んでみてください。

ファッションでもそうですが、原色や蛍光色はジャケットやワンピースなどには向きません。アクセサリーや靴などの小物に少し取り入れることで良さが出る色です。服であれば多少奇抜でも個性として着こなすことができるかもしれませんが、家はそうはいきません。たとえ明るい色が好みだとしても、「希望よりも少し抑えめ」を意識してみましょう。

 

<明るい色>

 

<中間的な色>

 

<抑えめの色>

 

イメージとして載せましたが、これが家の外壁という広い面積に使われると家の印象が大きく変わります。先程ファッションのことにも触れましたが「膨張色」などいわれるように明るく彩度が高い色は面積が大きく見えるようになりますよね。

 

 

光源色について

部屋の中で黒だと思っていた色が、外に出て見たら濃紺だった、という経験はありませんか? 蛍光灯と太陽光では色の見え方が変わってきます。色を選ぶ際は屋外、それも直射日光ではなく自然に反射された光が当たる場所で行うといいでしょう。見本を実際に外壁にあてて、日の当たり具合を確認するのもいいとおもいます。同じ方法で、曇りや雨の日も行う、朝・日中・夕方の時間をずらして行うなどするとさらにイメージがつかめますよ。

ただ、塗料の艶を確認する際は晴天時に行うことをおすすめします。晴れている日で、かつ明るい場所でないと艶の具合はわからないからです。

 

塗装できない部分について

外壁の色を選ぶ際は、塗装できない部分とのマッチングも考慮することがポイントです。サッシ枠や玄関ドアは塗装ができません。色やデザインがちぐはぐにならないよう、統一感を持たせる必要があります。同じように、屋根も注意すべきポイントです。玄関や庭では屋根の存在感はあまりないかもしれませんが、遠くから見ると意外と目立ちます。外壁だけ独立して考えるのではなく、家全体のイメージを大切にしましょう

以上3つの注意点をご紹介しました。また、このほかに地域ごとに素材や色彩に制限がある場合があります。家の建っている区域の景観ガイドラインも確認しておいたほうがいいでしょう。ガイドラインがある場合は、自治体のHPに情報が掲載されています。

 

最後に・・・

外壁を塗り替えるときは、必ず複数の業者を比較検討してから契約しましょう。色決めのときになってから「あっ、この業者不親切」と思ってももう遅いですし、色の提案力は業者によって差があります。近隣の家の状況を観察してくれたり、過去の案件の成功や失敗を踏まえて提案してくれる業者が望ましいです。

「でもそんな業者、どうやってみつけたらいいの?」と思われるとおもいますが心配いりません。ます業者の見積内容説明や工事内容説明をよく聞いていてください。タイミング的には、見積もりをとるのに現地、つまりあなたのお宅に来たときに塗装する色のことを聞いていきます。

そのときに業者さんの反応、対応をしっかりと見ていきましょう。こちらの希望をしっかり聞いてくれてカラーサンプルなど提示しながら実際に塗ったときの雰囲気など教えてくれたりする業者さんもいます。詳しい人は塗料メーカーによっての違いや、塗料の種類によっての違い、また日当たりや建物の形など踏まえた上で提案してくれるところもあります。

色の提案力が高い業者さんは、見積もりや工事内容の説明力も平均点以上です。あなたの腑に落ちる説明をしてくれ、質問の回答も的確です。

思ったよりも注意すべき点が多い外壁塗装の色選び。マイホームのイメージを大きく変える大切なプロセスだけに、ポイントを押さえたうえで、楽しみながら決めたいですね。

 

あと実際に私が自宅を塗装したときの失敗というのがあって、外壁塗装の色自体は問題なかったのですが、家全体で見たときにサッシ(窓枠等)の色との相性が悪く非常にダサくなった印象で後悔することになりました。

 

けっこうサッシや玄関、門扉や雨樋などメインになる塗装の色との相性まで考えて決めたほうが良いですよ。

 

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