外壁塗装の手抜き工事を見分けるポイントと大切な業者選びのポイント

 

外壁塗装は手抜きされやすい工事ともいわれております。依頼する側の人からすれば業者と違い専門知識を持っているわけではなく、なかなか手抜き工事を見極めることが出来ません。

そこでこれらの手抜き工事の簡単な見分け方や工事中にチェックしておきたいポイント、外壁塗装業者の選び方について詳しく説明します。

悪徳業者の手口は非常に巧妙なので、すべてお任せノーチェックではなく手抜き工事をしていないかどうか自分の目でチェックしていきましょう。

特に、外壁塗装を格安業者に依頼した人は要注意です。

 

外壁塗装の手抜き工事の見分け方

 

外壁塗装工事について作業内容や工程などある程度知らない人からすると手抜き工事を見抜くことは出来ません。しかしある程度の知識を身につけておくだけで違和感を感じたり発見できることに繋がるので事前に学んでおきましょう。

そしてもし、実際に工事を勧めてる中で少しでも変だなと感じたときはすぐに業者に確認をしましょう。

 

下地処理の手抜きに要注意

外壁塗装において下地処理は大切なポイントです。下地処理をきちんとするかどうかで外壁の仕上がりが大きく変わってきます。

下地処理とは外壁にあるひび割れや欠損部分を補修する作業のことです。

ひび割れが大きい場合はシーリング材を用いらなければなりません、きちんとひび割れを補修してから塗装をするのが基本です。

補修工事をしていない状態だと再び外壁がひび割れしてしまします。悪徳業者は下地処理をしているふりを見せながら実際はおこなわず手抜きをする確率が高い工程でもあります。

シリコンやシーリング材、樹脂モルタルなど素地を修復する準備をしていない業者は手抜きになりますので、作業の早い段階で「ヒビ割れ部分などありましたか?」「どうやって補修はするんですか?」など自然な会話から確認するのをオススメします。

 

調査結果や説明方法から

手抜き工事の簡単な見分け方として業者の説明の仕方を確認すればなんとなくわかります。

 

基本的に優良業者は外壁塗装を始める前に工事の流れを説明してくれます。そして事前に外壁の状態を細かく調査するのが基本です。そこで塗装面積や外壁のひび割れや雨樋等の破損状態をしっかり調査してくれない業者だったら費用面で正確、適正な数字を提示することができないことになるので注意しなければなりません。

手抜き工事をする業者の特徴は各施工の工程や事前に調査しているはずの破損箇所等について詳しく説明してくません。(実際はしっかり調査していないから説明ができず省く)

一方、優良業者の場合は破損箇所を写真や動画で撮影して、その部分を見せながら説明してくれますので安心です。(実際にしっかり調査している裏付けの提示)

 

作業工程を省くのは手抜き

外壁塗装の範囲にもよりますが基本は1日や2日では塗装工事は終わりません。なぜならきれいで丈夫な外壁に仕上げるには一つずつ工程をクリアしていかなければなりません。

実際の作業の流れとしては足場を組み、高圧洗浄で外壁についた汚れを洗い流し下処理を施していきます。

下処理のあとは養生をしっかりしていき下塗り・中塗り・上塗りというように塗料を数回に分けて重ね塗りしていきます。当然、塗料が乾いてから進めていくのでその分作業日数がかかります。

悪質な手口で塗装する業者は出来るだけ早く終わるようにしたいので3回塗らなければいけない塗装を1回で済ますなど相当悪質な作業を平気ですることもあります。工事が短期間で終わるのは良いことに感じますが必要な工程を省かれては工事完了後に短期間でひび割れや破損箇所が出てきたりと大きな損失になってしまいます。

 

工事中にチェックしておきたいポイント

工事中も業者さんに任せっぱなしではなく自身の目でしっかりと確認しておきましょう。長い時間をかけて作業中の現場を見てると気を使わせたり嫌な印象を与えたり業者(職人)さんにとって作業効率が悪くなるのでよくありませんが短時間であれば、「見られてる」という意識が芽生え手抜きなどの抑止力に働くこともあります。そこでチェックポイントを身に着けていきましょう。

 

養生のビニールシートをチェック

まず、是非チェックしてほしいのが養生です。

外壁塗装では下地処理と同じく大切な工程になります。しっかり養生をしておかなければ綺麗な外壁塗装は出来ません。素人でも分かる綺麗な養生はビニールシートの張り方です。丁寧に養生してくれる業者は作業が非常にきれいでビニールシートをまっすぐ張っています。しかし手抜き工事は直線に張っていません。シートがガタガタになっているため隙間が生じ、雨や汚れが入ってしまいます。

養生をきちんとやっているかどうかは、手抜き工事になりやすいや作業技術の低さなどを判断できるポイントにもなります。

塗料をチェック

次に工事中にチェックしておきたいポイントは準備している塗料です。

非常に悪質な業者は契約時に見積もりに記載されている塗料と違う種類を使っているケースもありますので手抜き工事か判断するためにも業者が準備している塗料を必ずチェックしてください。

悪質な業者からすれば出来るだけ費用を抑え利益を高くしようと勝手に変更しているケースもあるのです。例えば、他の現場で使って余ったものを再利用するとかあるので注意が必要です。

実際は現場作業前に立ち会って確認するなどは不可能に近いと思いますが、出来る限り塗装が始まる前にきちんと正しい塗料を準備しているかどうか確認したいところです。

外壁塗装業者の選び方

どんなにこちらが塗装工事に詳しくなったとしても実際に施工するのは作業員さんになりますので、一番大切になるのが工事を依頼する業者選びです。費用面、保証内容、実際に工事に入ってくれる時期など様々なニーズを満たすのは難しいですが、よりベターな業者を選べるように参考にしてください。

安い費用でも充実したサービス内容

安い費用で外壁塗装をする業者=(イコール)悪質と考えがちですが、安い費用でもサービス内容が充実している優良業者はあります。

例えば、見積もりの費用自体は安く感じても、外壁塗装が困難な場所でも工事が無足場の対応でおこなってくれるサービスをしてくれたり、本来の予定施工箇所以外にも塗料が余りそうならサービスで塗ってくれる提案をしてくれる業者もあります。

アフター保証内容や工事費用の支払いで関わるリフォームローン提携会社の金利などからも条件もよく安心して納得できるかを考えましょう。

工程について詳しく説明してくれる

手抜き工事の見わけ方でも説明しましたが、業者の対応も選ぶポイントとして大切になります。
わかりやすところでは、外壁塗装の作業内容や工程について詳しく丁寧に説明してくれる業者は安心しますよね。

悪質な業者の特徴で言えば、とにかく早く契約したい気持ちでいっぱいになっているので詳しく丁寧な説明はなく、「今決めてくださされば、50万円値引きします!」とか勢いで押してきます。契約時のテクニック的な部分ですが、細かく説明すればするほど時間もかかることや、考える時間を与えることで断る確率が上がるということを理解しているので説明時間を省き、限定性や危機感を煽り勢いで契約させようとする傾向があるのです。そしてクーリングオフなどの説明は重要事項にもかかわらず平気で隠すなどもあります。

どんなに営業マンの印象が良くても、初日のその日、その場では契約せずに検討してから返事しますというように勢いに流されないように注意してください。

 

4.まとめ

手抜き工事の見わけ方や工事中にチェックしておきたいポイント、外壁塗装業者の選び方について説明しました。

見積もりで費用の安さを優先して格安業者に依頼した人は、手抜き工事をしているかどうか自分の目で確認してください。不安な気持ちのまま工事をすすめると失敗してしまいます。

事前にある程度の知識を身に着けて自分の目でチェックしてみて疑問を感じたならすぐに業者へ問い合わせましょう。放置すればするほど工事が進み取り返しのつかないことになりかねません。

 

質問しても答えてくれない、答えられずにごまかす回答の場合は手抜き工事の可能性が高くなります。外壁塗装工事に失敗しないためにもある程度の知識を身に着けて防御しましょう。

 

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