外壁塗装でDIYは可能?実際にやる時の必要な道具や費用の目安

建物の寿命をのばすためにも、定期的な外壁塗装は必要なのはわかっていても外壁塗装工事を業者に依頼して行うには多額の費用がかかるので、なかなか頼むことはできず時間ばかり過ぎていきます。

しかし10年以上経っても外壁のメンテナンスである塗り替えを行わないと建物の寿命に大きく影響し余計なコストがかかってしまうので要注意。マンション購入者なら強制的に積立修繕費を払っているので大丈夫ですが、戸建てとなると予め修繕費用を積み立てている人は多くありません。

 

そこで考えるのが・・・

  • 今はやりのDIYで外壁塗装できないのか?
  • DIYすればどのくらいの節約になるのか?
  • DIYより業者に依頼する方がメリットはあるのか?

そんな人たちのために、DIYで外壁塗装をする方法や流れについてご紹介します。

 

外壁塗装の手順

外壁塗装のDIYを検討しているなら、まずは塗装工事の手順について知っておきましょう。自分でできる範囲になるか、やっぱりプロの業者さんに頼まないといけない等の判断基準の参考のためにも確認してみてください。

 

【塗装前の下準備】

外壁にはさまざまな汚れが付着しています。塗装の前に、まずは外壁をきれいに水洗いする必要があります。水を流しながら、ブラシなどを使ってカビや汚れを落としていくのですが、効率化や効果を考えると高圧洗浄機で行うのが望ましいです。

この作業を行うことは大切で、塗装の密着が高まりますので仕上がりの綺麗さもそうですが耐久性という観点でも重要です。

そして、実際の作業をするには、塗料が飛び散って周りが汚れないように、ビニールやガムテープで覆います。この作業を「養生」と言い、この作業も仕上がりに大きな差が出てきますし見た目をよりきれいに仕上げたいなら養生は必ず行ってください。

 

【塗装】

塗装には「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階があります。下塗りは、塗料の密着性を高めるために接着塗料を塗装する作業です。接着塗料にはいくつか種類がありますので、注意して選ぶようにしてください。

次に中塗りを行います。塗料はホームセンターや塗料屋さんに行けばさまざまな種類のものが販売されているため、相談しながら選ぶと良いでしょう。(中塗り用塗料ってどれですか?とそのまま聞けば教えてくれます)

最後に、上塗りという工程になりますがこれは「仕上げ塗装」とも呼ばれ、中塗りと同じように塗装していき重ね塗りしていくイメージです。

 

【仕上げ】

塗装作業が完了したら、養生をはがします。すでに乾いている塗料部分が周囲を汚してしまう可能性もあるため、慎重にはがすようにしましょう。まさに仕上げの作業工程なので塗れてない部分は塗り直したり隙間やヒビなど見つかれば補修したりとしっかりチェックしながら妥協せずに仕上げ作業を行います。

 

外壁塗装のDIYで必要な道具と材料

次に、外壁塗装をDIYする際に必要な道具と材料についてご紹介します。

ホームセンターに行けばすべての道具が手に入るとおもいますが、業務用と家庭用で塗料が異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

 

  • 高圧洗浄機
  • 脚立
  • マスキングテープ
  • 養生シート、ビニール
  • ナイロンタワシ、ワイヤーブラシ
  • サンドペーパー
  • はけ、ローラー
  • 下塗り塗料
  • 仕上げ塗料

 

 

費用の目安

外壁塗装をDIYで行おうと考える理由のほとんどが、費用の問題ですよね。
業者に依頼すれば一般的な家庭の建物の大きさで考えると100万円前後かかる外壁塗装でも、DIYなら半分以下で済ませることが可能です。

業者に依頼した場合は、足場代と人件費が高くつきます。DIYだと足場代と人件費がかからない分、安く済むのです。

「せっかく自分でやるのだから、もっと安く済ませたい」という人も多いと思いますが、外壁塗装をDIYするには大変な時間がかかります。時間をかけて苦労するからには、それなりの仕上がりを期待したいですが素人が行う場合、どうしても完璧で綺麗な仕上がりは難しいというのが正直なところです。

そしていくら人件費などを削れると言っても、しっかりした足場の準備と、質の良い塗料の用意は大切です。ここをケチると安全面の確保と長期的に見たメンテナンス費用の節約につながりません。また、高圧洗浄機など高価なものもそろえなければならないため、ぶっちゃけ40万円前後はかかると思っていた方が良いでしょう。

材料はともかく道具などは、知り合いの人から借りれたりできるなら更に費用を抑えられますね。

 

外壁塗装をDIYでするデメリット

外壁塗装をDIYする前に、業者に依頼せず自分で行うことのデメリットについても知っておくべきです。

DIYが好きとか、費用の面で厳しいとか人それぞれ事情がありますが、実際のところDIYで行うと人件費(職人さんの作業工賃)がかからないと言っても、自分で行うことを考えればそれも人件費と考えることができます。自分がやるのとプロがやるのは、作業にかかる時間も仕上がるクオリティーも大きな差があるかもしれません。さらに外壁塗装の本来の目的は、建物をより長く良い状態で保つための必要なメンテナンス作業ですのでしっかりとした知識と技術も本当は必要になります。

そういうことを踏まえてDIYで行うかの判断していく必要があります。

ひととおり、道具や材料など実際にホームセンターやネットで調べて費用的にどのくらいかかるかを計算してみましょう。思ったよりかかることが理解できると思います。その数字を見ながら、自分で何日くらい買い出しから作業すべてを含めてかかるかもある程度目安で出してみてください。

 

実際は人気費の削減くらいしか大きなメリットなく、仕上がりのことや建物保護の効果が持続するレベルの技術を考えると更に悩んでしまうと思いますがDIYと業者依頼するメリット・デメリットを比較してベストな判断につなげる参考にしてください。

 

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