現場仕事って早出や残業したら手当はつくの?タイムカードないけど大丈夫?

職人系の現場仕事の会社ってほとんどの場合、タイムカードとか無いのが当たり前です。どうやって労務管理とかしてるのって言われれば、その会社の社長1人(親方)とか、もしくはその奥様というのが多い業界なんだよね。

結局これも会社の規模とかによるけど建築土木業界でいえば、ほとんど下請け孫請の職人会社だから大体労務管理とかそういう次元ではなく出勤した日数はカウントされるが労働時間では見られていないのが実情だったりしますよね。

もちろんタイムカードでしっかり管理している会社もありますし一概には言えませんが業界的には色々と微妙な感じで成り立っていると思います。

そのあたりも踏まえて現場仕事のリアルを紹介していきます。

 

現場仕事の早出と残業で疑問に思うこと

実際に多くあがる例題というか話題で・・・

現場仕事の移動時間は早出扱いにならないのか?

帰りの移動時間も残業にならないのか?

このあたりは現場あるあると言っても良いほど気になる話題として上がります。

 

例えばですが、8時からの現場開始に間に合わせるために6時台に会社の車で職人たちと出発してるんだから、これは仕事同様ですよね?現場作業自体は17時に終わってるけど、そこから明日の段取りの為に、作業車に乗って会社に戻る時間も仕事同様ですよね?

 

そう考えるのは当たり前だけど実際は何も手当等についていない現実の中、働いている作業員たち。「うちの会社、ブラックじゃねぇ?」と言いつつもそのままその会社に勤め続ける作業員たち。

 

現役で現場仕事をしつつ建築土木系の会社を営んでる私が、このあたりの問題に現実的な話として実情を踏まえてリアルを紹介しますね。

 

就業規則があるのか

結局このあたりは会社によって、同対処するかの問題が多いんですよね。

例えば、就業規則があって8時から17時(休憩時間1時間)までを定時とする。とかあればそれ以外は早出扱いとか残業とかになるって話です。

しかし職人数人くらいの規模の会社だと、ほとんど作ってないのが多いのが実情かなと思います。これは早出手当とか残業手当を意図的につけないようにするために就業規則を作成していないというわけではなく、単に仕事の取引を行う上で株式会社を設立することが目的で、特に就業規則の作成は面倒でつくっていないというケースが多いと思います。

 

会社側の立場と業界的な実情

会社側からするとできるだけ手当とか増やしたくないと思うのは当然ですよね。従業員の給与以外に事務所や駐車場等の家賃や光熱費にはじまり作業車に関連する車両費やガソリン代や保険料に他諸々の経費もかかっていて経営していくのにギリギリだったりするのが現状ですからね。

 

そして、建築土木の現場仕事の業界的には現場で作業しているのが仕事時間であってそれ以外はただの移動時間という考え方で、けして従業員の拘束時間として考えないというスタンスです。もし移動時間も手当をつけないといけないとなると車で移動するので渋滞とかで時間はかかるし大変になっちゃいます。

従業員の立場からすると移動時間も手当が欲しいと思うのは当然ですが、会社側の実情を考えると難しい部分であったりします。それでも欲しいとなれば、会社としては現場に直行直帰にしてもらって移動時間(会社が拘束している労働時間)とせずに他の業種と一緒で出勤に必要な通勤に要する時間として支払い義務を避けるという考えになります。

でもこれって実情に即して考えると対応が難しかったりしますよね。現場が駅前とか交通の利便性がよければ可能ですが、実際は駅から遠いとか辺鄙な場所にあったら公共交通機関で向かうのは大変だしヘルメットや作業服に安全靴くらいなら電車とかで移動もできるけど、作業道具とか大きいとか重いものだったら、これまた無理が生じてきます。

このように現場仕事系の場合って難しい部分なんですよね。

 

職場の人間関係とかにも影響する?

本音では手当も欲しい。いただけないなら自分だけは交通費をもらってなんとか一人で現場直行直帰をしたほうが精神的にも楽だしそうしたい。そう思っていて正直に社長に相談したとします。

理解がある社長ならOKを出してくれるかもしれませんが、周りの職人たちは、俺達はそんなワガママ言わず今まで通りのスタイルでやってるし、それがこの業界なんだから我慢しろよ。と思うかもしれませんので職場の人間関係に多少なり影響があるかもしれませんね。

そこを踏まえても、現場直行直帰のほうが良くて会社側からOKをもらえるなら実行すれば良いですし、もしそんな妥協案では納得できずにとにかく手当に反映してもらうのが最優先事項なら、その部分で折り合いがつかないなら他の就業規則も整い、タイムカード等で出勤管理がしっかりされている会社に転職する方向性を考えたほうが良いです。

我慢し続けてストレスがためながら仕事をしていても良いことはありませんし、うちの会社はブラックで最悪だと言い続けている生活を送っていたらマイナスになっていくだけです。

 

まとめ

建築土木関連の現場仕事をする会社の早出や残業の現状について紹介しました。結局、業界的には難しい部分でスッキリ解決や満足する状況になるのは大変かなと思います。会社側に変わってもらうよりは自分が受け入れるとか、転職することで条件の満足いく会社に就職できるように努力するかということになりますね。

実際、建築土木業界に限らず、こういう就業に係る部分で何かしら問題に感じたり苦労する部分はあったりするのが現状かもしれません。そのうえで最終的にどこで折り合いをつけていくかにせよ、できる限りスッキリした形で働けるようにしたいですね。

 

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